インジケーターは、何を意味しているのか?
2018/05/14
前回の話で、
為替相場には、適正価格というものが 存在せず
市場参加者の 売りと買いのパワー、力の差で 上がったり、下がったりする
というお話をしました。
そもそも、世界中の どこの 誰が、
どの通貨ペアに どのくらい売りを賭けたか?
買い上げに走ったか?
そんなことは、わかるわけ、ないのです。
だから、当然、
この手法なら、100 % 勝てる!!
このインジケーターを使えば、間違いない!
なんてものも、無いわけです。
億万長者になったトレーダー、稼ぎ続けている トレーダーが、口をそろえて
「聖杯はない」
というのは、そういう意味です。
また、FXでは (株でも)
よく チャートに ライン(線)を引きます。
その ラインの引き方も、手法の一環として 教えますが、
はっきりいえば
レジスタンスライン
サポートライン
トレンドライン
チャネルライン
・・・・
正確に ○円○銭のライン
を引いても、あまり意味がないのです。
相場は、相手がいて、相手の出方をよく観察することが、勝つために必要です。
これらの ラインを引くのは、
自分以外の 相場の参加者が
どのあたりの価格を意識しているのか?
相場にお金を投じている 自分以外の参加者が
どのあたりの価格帯を意識しているのか?
それを探るのが、目的です。
正確な価格が無い以上、細かい数字で ピタッと引いても、無意味です。
相場の参加者、もっといえば、投じた大金が どちらに流れようとしているのか?
その目安を探る 戦略図が チャートであり、
敵の布陣の強弱の部分、自分に有利な側に 動きそうなあたりを探るために、
ラインを引くのです。
こういう 本質を考えてみれば、
数字をしっかり把握しながらも、正確な価格は 誰にもわからない
→
だったら、おおまかな ゾーンで捉える!!
と考えるのが、正解でしょう。
頭のいい人、地位の高い人ほど
細かい数字、正確な数値を求める傾向にありますが、
だからこそ、学校で優秀だった人、エリートだから、
相場に勝てるとは限らない。
まあ、そこが 面白いところですし、
私のような、ドロップアウト教師みたいな エリート陥落組でも
勝てるし、大逆転が可能なのです。