勤勉が人生を崩壊させるリスク
人生は時間の積み重ねである。
だから実は人生で1番大切なのは時間だ。
お金はまた、得ることができるが、失った時間は永久に戻らない。
なので私は、付き合う人を判断するときに、判断力、特に優先順位の判断力を 観察するようにしている。
自分の収入を増やす、自分の会社の利益を増大する、
それも大事だが、
「その時に、その人にしかできないこと」
をすぐに実行することは、最優先だと思う。
親の介護も、その時に自分しかできなかったから、私は優先した。
会社の仕事は取り替えが効くが、介護は私しかできなかった。
「親孝行、したいときには 親は無し」
と言われるが、
「自分の人生を自分の判断で生きる」と決心していれば、心も行動も ブレない。
時間が有限であり、当然、人生も有限である以上、関わりたくない人に関わることほど、
時間と精神とお金の無駄遣いはない。
10数年 尊敬していた先生と、離れたのは、それが原因だった。
元先生は時間に厳しかった。
それはいいことだ。
が、怒鳴って咎めたところで、失った時間は戻らない。
となれば仕事面でリカバリーするしかないではないか。
しかし彼は、5分の遅刻で、30分も説教を続け、その間、仕事を進めさせてもらえなかった。
この遅刻だって、私には、はっきり言って、責任はない。
むしろ、元先生 本人から、通勤途中に買い物を頼まれ,私がきちんと対応したからだった。
私は30分近く 余裕を持って 通勤していた。
この遅刻の原因は自分なのに、真面目に依頼を受けた私が、説教されて仕事を遅らされる。
こんな バカバカしいことはない。
正社員でもなく、単なる気楽なバイトの身分だったが、
「運転手は人の命を預かるプロだ」と私は考えているから、いい加減な事など、するわけがない。
まあ、身分からして、ボーナスがあるわけでもなし、もちろん、退職金などとんでもない。
私は運転が好きだが、これで運転手を止める決心がついた。
気分で怒鳴られ、嫌な気分で運転していれば、安全運転に差し支える。
何か、事故でも起こしてしまったら、もはや 私の人生自体が The END だ。
こんな理由で、転職・・・・
まじめに 働く者が、バカを見る世の中なのだ、と痛感せざるを得なかった。
結局は、金の力の有無、大小が、人生を決めるのだった。
