マネー職人 Jimmy Cronin の 下克上 トレード日記 ~ 500 ドル から億り人への記録

海外投資 同時多発破綻から生還した 50代男が 人生を大逆転させた記録

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好きなことで生きることが、すべての人のためになることだった!

   

あなたは 今、あなたの好きなこと、得意なことを お仕事にされてますか?

好きなこと、得意なこと、といっても、この両者の違いがありますが、

ハッキリいえることは

「好きでもない、得意でもないことを 仕事にすることほど、人生を無駄にする、無意味にすることはない!」

ということです。

なぜか?

 

恥ずかしながら、私も いよいよ社会人になる、就職活動を始めた、大学生のとき

「自分の得意な仕事、好きな仕事」

という観点での就職は、叶わなかったからです。

実は、教育学部(厳密に言えば、教育学科なのですが)出身で、教員免許を取り、

学校の先生になろうと考えていたのですが、少数精鋭の採用試験に 合格することなく、

さりとて、民間企業の面接では

「教員になれないからって、ウチの会社を受けたのか?」

と嫌味を言われ、不採用の連続でした。

当然、好きなこと、得意なこととは無関係な仕事に就いたわけです。

今、考えれば、これも 人生を豊かにする発想や、貴重な経験を知る 実に有意義な人生経験を積んだのですが。

人間が 集団を形成するようになってから、それぞれの各個人は、自分の持ち場で仕事をするようになりました。

自給自足だった原始時代は、自分でねぐら(家)を作り、

自分で獲物を捕るなり、木の実や野菜を採取するなりして、食べ物を得て 生きていましたが、

現代は、それぞれ 食べ物を作る人、運ぶ人、売る人、買う人・・・・など、分業された一部を、

自分の仕事としているわけです。

ここで問題なのは、

「分業だから、与えられた場であって、よそに移るものではない」

「好きなこと、得意なことを、仕事にできるなんて、世の中、甘くない」

という考え、その考えの強要です。

 

半世紀 生きてきた経験から、私は ハッキリ言い切ってしまいます!!

絶対、やってはいけない仕事、就職してはいけない会社というのは

あなたが得意でもなく、好きでもない仕事をすること、

そんな仕事をする会社に就職すること

です!!

 

こういうと、

「最初から、そんなこと言ってるから、人間が成長しない」

という反論が、必ず出るのですが、

一通り、さまざまなことを経験するのは、

 

「自分の好きなこと、得意なことが わからない間」に限ったほうがいいのです。

 

なぜなら、人間というのは、苦手なこと、嫌いなことをするほど、パフォーマンス、成果が下がるものだからです。

むしろ

得意なこと、好きなことがわかったら、その分野の仕事をすることが、

あなた自身のためにもいいし、何より、世の中のためになるのです !!

 

料理が好きな人が作るレストランは美味いし、

花が大好きな人が開いている花屋さんが、すばらしい花束を用意できるのです。

逆に、あまり接客は向いてない、と思っている人が、給料のために、やむなく働かざるを得ず、

店頭にいるから、お客さん対応が悪くなるわけです。

 

こうなると、お店にとっても、お客さんにとっても、ロクなことはないし、

本人にとっても、苦痛でしか、ありません。

大岡越前の「三方一両損」どころか、「三方大不幸」なのです。

 

だから、就職する、仕事をする場合、得意でもない、好きでもない仕事を、すべきではないのです。

 

でも、世の中、うまくできたもので、

料理は苦手だけど、計算や帳簿は得意

とか

機械のメンテナンスは好きじゃないけど、農作業は大好き

とか、

人それぞれ 本当にさまざまな 特性、好みがあります。

なので、

 

自分が 何が得意で、どんな仕事が好きで、何が向いているのか?

わからないうちは、どんどん いろいろな仕事、職場を経験してみるのが一番で、

わかったら、その仕事に専念する、というのが、ベストなのです。

 

昔、堺屋太一氏の著書「日本人への警告」にありました。

「日本という国は、世界一、平等な人生を実現できる国だ」

その理由は

「特定の職業、特定の人物が、一生涯、時代を超えて、優遇され続けたことはないから」

とのことです。

 

考えてみれば、時代によって、就職先の人気企業も 変わってきたし、これからも変わる。

そして、官僚や政治家が、ずっと有利なことは事実だが、

特定の人が、ずっと官僚や政治家として、優遇され続けた、

ということは、さすがにありません。

政治家の頂点、総理大臣だって、総理大臣に匹敵する待遇の 最高裁判所長官だって、

一生、同じ人物だったことは、ありません。

 

このように、長い目で見る、広い視野で 人生を見てみると、

われわれ、一般個人は、

自分の得意なこと、好きなことを糧にして生きるのが、

一番、自分のためにも、世の中のためにもなっているのです。

 

変化の激しい時代になって、どんな一流企業だろうが、高級官僚だろうが、

学卒で 一生 同じ会社、同じ厚遇を得られる、ということは、なくなってしまいました。

会社は 破綻したり、合併されたりすれば、待遇も当然、変化します。

 

学卒で一生が決まる時代、というのは、少なくとも、もはや崩壊してしまったのが現実ですから、

人生、生きている間は、自分の好きなこと、自分の得意なことを見つけること、

その道に進むことを、常々、意識しては いかがでしょう?

 

 - 6 本質・事実

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